ビッチ1

ビッチ伝 the biography of BITCH(our favorite cat)

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←[復刻]2001/12/13
みなしごビッチ物語
by 香山桂子

2014/07/01 ビッチの思い出(ブログから)

エンジェルファームのビッチがもう10日ほど帰ってきません。
10日ほどまえ、近所でネコの「ギャー」という大きな叫び声が聞こえたと桂子が言いました。そういう声は珍しいものではなく縄張り争いで生まれる威嚇の声です。ただミロク亡きあと、残っているのはメスばかり四匹だし、その四匹も去勢しているので厳しく攻撃されることはないと思っていたんですが、その叫び以来、ビッチの姿がありません。

ビッチとの出会いは2001年秋でした。当時私たちは、この竹田の隣の緒方町に仮住まいしており、そこではよく庭のテーブルで食事しました。そこへやって来たのが貧相な三毛猫の子猫でした。その年の6月に、私たちは可愛い子猫であったミロクとアミダをもらい受け大切に育てていました。そこにやって来た野良猫。私は追っ払おうとしましたが、桂子は食べ物を与えました。

ミロクとアミダもじきにその野良猫と仲良くなりました。私は野良猫を家に入れることには反対したのですが、桂子はミロクとアミダと一緒に一日遊んで、その野良猫だけを追い出すのは可愛そうだと主張。

それにしてもその野良猫、あまり可愛くない。

私たちは「チビ」と呼んでいたけれど、可愛くないので「チビ」の反対の「ビチ」、「ビッチ」と命名することにしました。

何が可愛くないかというと、生まれてからすぐの野良猫稼業のせいで飢えて苦しかったのでしょう。食べ物について強欲で、私たちが与えた食べ物なのに、私たちが近づくと恐ろしい顔をして「シャー!!!」という声をあげて威嚇する。その顔、可愛くないんです。

それと外見でネコを判断するのは悪いんですが、孤独な苦しい生活をしてきたせいでしょう人相いや猫相も悪く、声も悪かった。

そのごビッチは優しいミロクに愛されて、食も満たされだんだん優雅になっていきました。桂子は2001年12月に「みなしごビッチ物語」というページを作りましたが、それから数年たって「ビッチ、お姫様になる」というページを作りたいと言っていました。

今回そのうち帰ってくるだろうと思って待ってきましたが、10日過ぎても帰ってこない今、気持ちのくぎりをつけることにしました。

ビッチは2001年に野良猫として生まれ2014年6月まで生きた。その約13年のうち、2010年6月29日にミロクが亡くなるまで、彼にたっぷり愛され、いつも彼と一緒に行動し幸せだったと思います。

ミロク亡きあとどうなるかなと心配したら、意外にたくましく、おいしいものをぜったいに見逃さないようにいつも家のそばを離れず、誰よりもたくさん食べました。お腹がいっぱいになったら桂子に愛情をもらおうとしました。(以下略)

続く

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